わかしのあら煮
わかしはぶりの子です.ぶりは成長にともなって名前が変わる出世魚ですが,地方により子供時代の呼び方が異なります.関東では,ワカシ→イナダ→ワラサ→ブリと変化し,関西ではワカナ→ハマチ→メジロ→ブリとなるようです.スーパーマーケットでは本物の「ぶり」を見る機会は少なく,いなだサイズをぶりと称して販売していることが多いようです.一般家庭でぶりをおろすのは結構大変ですが,わかしくらいの大きさであれば簡単ですので,挑戦してみてはいかがでしょうか.値段も安いです.あら煮にするにはあぶらの乗ったぶりの方が美味しいのですが,ここでは刺身にしたわかしの残りを煮てみました.
わかしのあら煮の材料
わかしのあら | 1本分 |
しょうが | 1かけ |
酒 | 大さじ2 |
醤油 | 大さじ2 |
砂糖 | 大さじ2 |
みりん | 大さじ2 |
煮魚の味は結構好みがあります.甘が好みであったり,ストレートな醤油味がしないと気に入らないなど.煮ている途中で味を調えることが出来ますので,はじめから神経質にならなくても良いでしょう.ただし何でもそうですが,味見をしすぎると味がわからなくなりますので要注意.
準備
・頭は,出刃包丁の刃が背中側にくるように,口から包丁を入れ,2つに割ります.
・あごに包丁を入れ2つに開きます.
・えらを取り除きます.
・中骨は適当な大きさに切ります.
・ボールに氷水を用意しておきます.
・しょうがは薄切りにします.
わかしのあら煮の作り方
1.鍋に湯を沸かし,頭とあらを霜降りにし,氷水にとります.
2.頭とあらを鍋底に並べ,ひたひたになるように,鍋に水を入れます.
3.砂糖・酒を加え火にかけます.
4.煮立ったらしょうがを加え,あくを取ります.
5.みりん・醤油を加え落し蓋をし,煮汁が煮詰まるまで煮ます.
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