ブルゴーニュ風牛肉の赤ワイン煮.
ブッフブルギニョン(ビーフシチュー)
ブルゴーニュ風牛肉の赤ワイン煮は元はブルゴーニュ地方の郷土料理で,日本のビーフシチューの元祖と言もわれています.ブルゴーニュ風と名のつく料理は名産の赤ワイン使ったもので,コッコーヴァン(鶏肉の赤ワイン煮)も有名です.ブルゴーニュ風牛肉の赤ワイン煮は作るのに時間も手間もかかりますが,ホームパーティー料理のメインディシュに最適の料理となりますので,ぜひ一度チャレンジしてみてください.ブルゴーニュ風というからにはブルゴーニュワイン,それもコクのあるコート・ド・ニュイを使うのが理想ですが,結構なお値段がしますので,ご予算と相談してください.でも,なるべく上質のワインを使うと味も風味も増すことは確実です.飲むワインも上等なフルボディーのワインが合います.シャンベルタンやクロ・ド・ヴージョなどがあれば最高です.
ブルゴーニュ風牛肉の赤ワイン煮の材料(4人前)
牛肉(肩ロース) | 800g |
玉ねぎ | 1個 |
にんじん | 2本 |
にんにく | 2かけ |
セロリ | 10cm |
パセリ | 1本 |
トマトピューレ | 100ml |
タイム | 少量 |
ローリエ | 1枚 |
赤ワイン | 1本 |
フォン・ドゥ・ボー | 600ml |
小麦粉 | 大さじ2 |
バター | 適量 |
サラダ油 | 適量 |
付け合せの材料
マッシュルーム | 適量 |
小玉ねぎ | 適量 |
にんじん | 1本 |
牛肉は肩ロース肉またはバラ肉を使います.仕上がりがパサパサになりますが,脂身がどうしても苦手な方はもも肉が良いと思います.本来付け合せは小玉ねぎとマッシュルームですが,我が家ではお客様や子供たちが喜ぶので,にんじんのグラッセも入れています.緑を加えるならインゲンやブロッコリーでしょうか.
準備
・肉は4cm位の角切りにし,タコ糸で縛ります.
・煮込み用のにんじん,玉ねぎ,セロリ,は3cm角くらいに切ります.
ブルゴーニュ風牛肉の赤ワイン煮の作り方(1日目)
1.牛肉,煮込み用野菜,にんにく,タイム,ローリエを金属製でない容器(ガラスやホーローなど)に入れます.
2.ワインを注ぎ,ラップをして一晩冷蔵庫に置きます.
作り方(2日目)
1.漬け置いた牛肉・野菜をざるで漉し,肉と野菜を分けます.漬け汁は煮込む時に使いますのでボールにとっておきます.
2.牛肉の水分をペーパータオルでふき取り塩・こしょうをします.
3.フライパンを熱しバターを入れ,牛肉を全面が色づくまで強火で炒め,鍋に移します
4.肉を炒めたフライパンで,煮込み用野菜をしんなりするまで中火で炒め,肉の鍋に移します.炒める時油が足らないようならばサラダ油を足します.
5.肉・野菜の入っている鍋を中火で熱し,小麦粉を入れて混ぜ合わせます.
6.漬け汁,フォン・ド・ボー,トマトピューレ,パセリを加え,塩・こしょうをして強火にします.
7.沸騰直前に火を弱め,あくと脂を取ります.
8.ふたをして表面が「微笑んでいる」ような火加減で1時間半ほど煮込みます.肉がまだ固いようでしたらさらに煮込みます.
9.この時間を利用して,付け合せ野菜を調理します.
10.肉が柔らかくなったら取り出し,たこ糸をはずします.
11.残りの野菜と煮汁はシノワ無ければざるにあけて漉します.レードルの裏で押さえつけるようにします.
12.煮汁を別の鍋に移します.煮汁の煮詰まり方が足らないようでしたら,この段階で鍋を火にかけ水分をとばします.
13.煮汁(ソース)を塩・こしょうで味を整え,肉と付け合せ野菜を加え温めて仕上げます.
作り方 付け合せ野菜
1.にんじんのグラッセ
にんじんは長さ4〜5cmに切り,太い部分は縦1/4に,細い部分は1/2に切り面取りし,形を整えます.鍋ににんじん,砂糖大さじ1,バター大さじ1,ひたひたの水を入れ弱火で煮ます.にんじんが柔らかくなったら火を強め,水分をとばし,鍋を揺り動かしてツヤをつけます.形を整えた時に切り落とした部分は,無駄の無いように肉の鍋に入れます.
2.小玉ねぎのグラッセ
小玉ねぎは皮をむき,にんじん同様にグラッセにします.
3.マッシュルームのソテー
マッシュルームは石づきを取り,フライパンにバターを熱し,ソテーにし,軽く塩・こしょうをします.
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