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ボジョレー(Beaujolais)

日本ではボジョレー・ヌーボーがあまりにも有名ですが,ボジョレーでは軽いワインからコクのあるワインまで様々な種類の赤ワインが作られています.ボジョレーワインが生産されるのは,マコンとリヨンの間にあるソーヌ川西側の丘陵地帯です.南北25km,東西8kmの広大なブドウ畑が産地で,ブドウはガメー種が栽培されています.ボジョレーの格付けは上から村名ワインボジョレー・ヴィラージュボジョレー・シューペリュールボジョレーとなります.生産されるワインは大部分が赤ワインですが,白ワインも少量ですが作られています.ふつう赤ワインは室温(ヨーロッパでの)で飲むとされていますが,ボジョレー(一部の村名ワインは除く)は軽く,12度くらいに冷やして飲むと美味しいくいただけます.

ボジョレー(Beaujolais)

サンタムール(St-Amour)

サンタムール(St-Amour)ボジョレーの一番北にある村です.濃い鮮やかな色で,果実風味の豊かなワイン.サンタムールでシャルドネ種から作られる白ワインは,マコネー地区ののサン・ヴェランとして出荷されています.

ジュリエナ(Julienas)

ジュリエナ(Julienas)で生産されるワインはルビー色で,果実の風味と酸味のあるワインです.数年間熟成させることも出来ます.

シェナ(Chenas)

一番小さい村で産するワイン.ボジョレーの中ではコクがある方です.数年間熟成させることが出来ます.

ムーラン・ナヴァン(Moulin-a-Vent)

ムーラン・ナヴァン(Moulin-a-Vent)はボジョレーの中の最高峰.濃い色で,コクがあり力強いワインです.新酒よりも熟成させてから飲むものとされています.ムーラン・ナヴァンコクがあるので,ブルゴーニュ地方の名物料理,ブッフ・ブルギニョン(牛肉の赤ワイン煮)とも良く合います.

フルーリー(Fleurie)

明るい色の軽いワインです.フルーリーを多くの本では「絹のようななめらかさ」とか「ビロードのようなのどごし」などど表現しています.果実風味豊かでのど越しが良いためでしょう.

シルーブル(Chiroubles)

シルーブルで造られるのは果実風味豊かなワイン.寿命は長くないので長く熟成させずに早めに飲んだ方が良いとされています.

モルゴン(Morgon)

モルゴンのワインはボジョレーの中では力強く,コクのあるワインです.熟成させてから飲んだ方が良いとされていますが,長期熟成には向かないようです.

レニエ(Regnie)

レニエは1988年に新しく指定された村です.紫色ががった果実風味豊かなワインです.

ブルイイー

ブルイイーのワインは村名ワインの中では最も広い面積を持つ畑から産出されます.色は濃く果実風味豊かなワイン.ブルイイーは熟成には不向きで早めに飲んだ方が良いとされます.

コート・ド・ブルイイー

コート・ド・ブルイイーのワインはボジョレーの中で最良のワインの一つとされます.コート・ド・ブルイイーは果実風味豊かでコクがあり数年熟成させた方が良いとされますが,長期は無理のようです.