温泉玉子
各地の温泉場に行くと,湧き出るお湯で卵を茹でているのを時々見かけます.「温泉玉子」ですね.宿の朝食の一品にもなっていたりします.温泉玉子は温度やお湯の成分で結構バリエーションがあります.究極は箱根大湧谷温泉の「黒玉子」でしょうか.硫黄を含んだ90度以上の温泉で茹でるので,殻は真っ黒の固ゆで玉子になります.黒玉子はブログサイトこれも食いたい!あれも飲みたい!で紹介しています.
通常温泉玉子と呼ばれるものは,白身がフワーッとしていて,黄身がやや固まった状態のものです.温泉玉子は家庭でも簡単に作れます.
温泉玉子の材料
玉子 | 適量 |
塩 | 適量 |
たれ(土佐醤油など) | 適量 |
卵白は60度以上の温度で固まり始め,80度以上で完全に固まります.卵黄は70度位で固まります.ですからお湯の温度を70度位に保つと,黄身はやや固まり,白身はゼリー状の温泉玉子を作ることが出来ます.ただし70度を超える時間が長いと,黄身がぼそぼそした感じになりますので,65度から70度を保つようにすると良いでしょう.温度管理を勘でやっても良いのですが,やはり温度計を使うと毎回好みの状態に仕上がります.温度計はホームセンターなどで販売している棒温度計が安くて扱い方も簡単なのでお勧めです.棒温度計はソーセージを最良の状態でボイルするときにも使えます.温度管理の次は時間です.短いと生っぽくて,長いと半熟卵とあまり変わらなくなってしまいます.25分から30分程度が適当と思われますので,好みで調節してください.たれは我が家では土佐醤油を使っていますが,お好みで.
準備
・卵を冷蔵庫から出して常温にしておきます.
温泉玉子の作り方
1.鍋に70度のお湯を沸かし,塩を加えます.
2.卵を一つずつお玉に乗せ,静かになべ底に置きます.上から落とすと殻が割れてしまいます.
3.温度計を見ながら,お湯の温度が65度から70度を保つように,ガスレンジの火を点けたり消したりします.
4.25分から30分程度経過したら,卵を取り出し,水で冷やします.
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