豚の角煮

豚の角煮は豚のバラ肉を醤油味で柔らかく煮込んだものです．ルーツは中国料理の東坡肉とされています．東坡肉は茹でる，揚げる，蒸すという時間も手間もかかるもので，豚肉料理の代表的なものです．沖縄にはラフテーがあり，これは皮付きのバラ肉を出し汁・醤油・泡盛でじっくりと煮込んだものです．日本では，長崎のしっぽく料理に豚の角煮がありここから全国に広まったものと思われます．
我が家で作る豚の角煮は昆布だし・日本酒・醤油に八角や香味野菜を加えていますので，言わば国籍不明の料理です．それでも豚の角煮はホームパーティーではあっという間に無くなる人気メニューの一つとなっています．ついでにゆで卵を煮汁に漬け込んでおくと，醤油卵が出来ますので一石二鳥というわけです．

豚の角煮の材料

豚バラ肉	600g
醤油	150cc
酒	カップ1
砂糖	カップ1
みりん	カップ1
昆布	1枚
八角	1･2個
にんにく	1かけ
しょうが	1かけ
ねぎの葉	1本
卵	好みで

角煮・ラフテー・東坡肉いずれもバラ肉を固まりのまま熱湯でゆでて余分な脂を落とします．中まで火が通るまでゆでます．作り置きの出来る料理ですので多めに作っておくと良いでしょう．冷凍保存可能です．

準備

・ばら肉の脂が多いようでしたら，余分な取っておきます．

豚の角煮の作り方

1．大きめの鍋に湯を沸かします．
2．豚バラ肉を固まりのまま熱湯でゆでます．20分〜30分程度．
3．中まで火が通ったら，4cm〜5cm角に切り分けます．
4．鍋に昆布をしき，切り分けた肉をならべ，八角・にんにく・しょうが・ねぎを加え，ひたひたになる程度の水を入れ，強火にかけます．
5．沸騰したら，酒・砂糖を加え，あく・脂をとりながら弱火で煮ます．（30分程度）
6．肉がある程度柔らかくなったら，醤油・みりんを加えて煮込みます．この間十分に時間がありますので，途中で味を調えます．煮汁が著しく少なくなってきたら適当に水を加えます．（60分〜90分程度）
7．肉が箸でほぐせるほど柔らかくなったら火を止めて盛り付けます．

ゆで卵を加えるのは火を止める直前が良いでしょう．ゆで時間が長いと玉子が固くなります．1日煮汁に漬け込んで味をしみこませます．

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