いわしのマリネサルディニア風
いわしのマリネサルディニア風はオードブル(アンティパスト)として最適なメニューです.新鮮ないわしが手に入ったらぜひお試しください.
イタリア半島から西に離れた地中海に浮かぶサルディニア島.イタリア本土よりフランスのコルシカ島やアフリカのチュニジアなどに近く,独自の文化を持っているそうです.サルディニア島の名物に海や山の食材を使ったサルディニア料理があります.サルディニア料理のレストラン(イタリア風に呼ぶとリストランテですね)はイタリアだけでなく,日本でも見られるようになって来ました.
ここで紹介するいわしのマリネサルディニア風は,ローマにあるサルディニア料理の人気店ラ・カンティノーラのレシピをアレンジしたものです.そのためサルディニア風と名づけてみました.別に紹介しているいわしのマリネは,先に塩で〆てからマリネ液につける日本の「しめ鯖」に近いものですので,よりイタリア気分を味わいたい時にはここで紹介するいわしのマリネサルディニア風をお試しください.こちらの方がより生に近い状態に仕上がります.
いわしのマリネサルディニア風には辛口の白ワインが合います.サルディニア島でもワインが造られていますが,日本ではあまり見ることがありません.イタリア本土から選ぶとするとソアーヴェ,フラスカティ,フランスではマコン,コート・デュ・ローヌなどいかがでしょうか.
いわしのマリネサルディニア風の材料
マイワシ | 中4本 |
レモン汁 | 1-2個分 |
白ワインビネガー | 50ml |
エキストラヴァージンオリーブオイル | 適量 |
イタリアンパセリ | 適量 |
にんにく | 1かけ |
赤唐辛子 | 少量 |
塩 | 小さじ1/2 |
イタリアンパセリが無い場合には普通のパセリで代用します.レモン汁,白ワインビネガーの分量は目安で,いわしの大きさで加減し,いわしが浸るようにします.塩味は好みで加減します.赤唐辛子はあまり辛くならない程度にします.
準備
・いわしの頭を庖丁で落とし,腹の部分に切れ目を入れ腸を取り出し,水洗いします.
・いわしを手開きにし,中骨を取り,尾びれを切り落とします.
・腹骨を薄くそぎ,背びれに沿って庖丁を入れ,フィレにします.
・レモンはレモン絞りで絞ります.
・にんにくは薄切りにします.
・イタリアンパセリはみじん切りにします.
・赤唐辛子は細い小口切りにします.
いわしのマリネサルディニア風の作り方
1.レモン汁,白ワインビネガー,塩を合わせてマリネ液を作ります.
2.下ごしらえの済んだいわしをマリネ液に半日漬け込みます.
3.いわしの皮をひき,皿に盛り付けパセリ,赤唐辛子,にんにく,エキストラヴァージンオリーブオイルを振りかけます.
参考文献
『イタリア料理 愛郷と伝統の味わい』柴田書店(1992)
最後まで読んでいただきありがとうございました.