ボルドーワイン
1.ボルドーワインの産地
2.ボルドーワインのランク
2.ボルドーワインのランク
ボルドー
ボルドーでは,より限定された場所で生産されるワインほど高く評価されています.もちろん例外もありますが.単にボルドー(Appellation Bordeaux Controleeの記載がある)とラベルに書かれているワインは,図のボルドーと名のれる(としか名のれない)産地で生産されたものと,ボルドーで生産されたワインをブレンドしたもの,赤ワインまたは白ワインのどちらかでしか地区名を名乗れない場合に名乗れない方のワインを産したとき(例えばメドック地区での白ワイン).ボルドーは軽いワインが多く求めやすい価格です.ボルドー・シューペリュールは単なるボルドーに比べややアルコール度の高いものです.
地区名ワイン
ラベルに地区名,例えばオー・メッドク(Appellation Haut-Medoc Controlee)などの,名前が書かれているワインは単にボルドーと書かれたものに比べ,より限定された産地で生産され特徴が出ていますので,高級になります.もっとも地区により産出されるワインの質には差があり,地区名がラベルに書かれているからといって同レベルのワインではありません.地区で生産されたワインすべてが地区名を名乗れるわけではありません.上の表にもありますが,例えばメドック地区産するワインで「Medoc」とラベルに書くことが出来るのは赤ワインのみで,白ワインは「ボルドー」あるいはその上の「ボルドー・シューペリュール」になります.
村名ワイン
さらにその上に村名を付けることを許されている場所があります.ボルドーを世界的に有名にしたワインを産する村で,オー・メドック地区のサン・テステフ(Saint-Estephe),ポイヤック(Pauillac),サン・ジュリアン(Saint-Julien),リストラック(Listrac),ムーリ(Moulis),マルゴー(Margaux),グラーブ地区のペサック(Pessac),レオニャン(Leognan)です.グラーブ地区の呼称は村の集合体です.もし,リカーショップで,これらの村名が書かれて懐具合にあった値段がついていたならぜひ一度お試しください.間違いなくすばらしいワインです.
シャトーワイン
日本に輸入されるボルドーワインの多くは,ラベルに「シャトー○○」と書かれています.ボルドーでの「シャトー」は醸造場のことで,大概はブドウ畑内や隣接する場所に作られています.場所によって採れるブドウの品質に差がありますので,当然「シャトー」がついているから必ずしも高品質というわけではありません.むしろかなり差があるといった方が良いでしょう.特に上質のワインを産する地区ではシャトーの格付けが行われています.これについては,後のページに説明があります.